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月刊 moreな「ニューヨーク通信」
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第32回「NY松井秀樹選手」
 松井秀喜選手が、今年から7年間在籍したヤンキースを離れ、アメリカンリーグ西海岸の強豪チームのエンジェルス
に移籍することになりました。

 ワールドシリーズMVP(日本シリーズでMVP)を獲得した選手と契約しないのは考えられないが、こちらではビジネスライクに徹する為に仕方がないこと。(よくある話です)
ヤンキース球団は松井選手は膝の故障もあり外野手としてではなくDHの選手としてしか考えてなかった。ただエンジェルスは外野手としても考えていると監督も言ったそうだ。
(この違いだけで松井選手はエンジェルスと契約したみたいです。契約年数、年棒は二の次だったそうだ)

 決して大袈裟ではなく現地に住む日本人はもとよりニューヨーカーにとっても何ともいえぬ寂しい気分を味わっています。
今まで松井選手の集客力で沢山の日本人観光客が、ニューヨークに来ていたが来年から減るだろうとすでに言われています。
 マンハッタンのミッドタウンあるゴーゴーカレーやゴジラロールを出す日本食レストラン、日本人ツアーやスポーツ関係者らでにぎわった店はニューヨークのゴジラ景気は終わると残念がっています。松井選手はニューヨーク市の観光親善大使だったこともあります。
 逆にロサンゼルスの日系社会は経済効果(ゴジラ景気)を期待し大喜びだそうです。

 またニューヨークの大手マスコミも惜別ムードを漂わせてました。特に日本でも知られているニューヨーク・タイムズ社はヤンキース在籍の7年間を記録や出来事で振り返る表を添えた記事を掲載し、ワールドシリーズMVPの退団を手厚く報じていました。
 
 日本でどのように報道されていたか、分かりませんが私達日本人が思っている以上に、松井選手はヤンキースの選手、関係者、ファンに愛されてました。本人の人柄も大きいかと思いますが、チャンスに強い(クラッチバッター)スラッガーというイメージが出来上がっていました。
 なので今回の移籍は残念がっています。来年4月に松井選手はエンジェルスの一員としてヤンキースタジアムに凱旋します。
きっと球場全体でスタンディングオベーションを温かく迎えられるでしょう。その時同じ日本人として私達もきっと誇りに思えるでしょう。


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2007年7月から計32回ニューヨーク通信を書かせていただきましたが、今回で最終回となりました。今までありがとうございました。


最終回を迎えます。
2007年6月からお届けしてきた
月刊「moreなニューヨーク通信」も、2010年1月号を最終号とすることになりました。

3年近く応援していただきありがとうございました。
ニューヨークから毎月届く、”旬”な情報をお楽しみいただけたことと思います。

また機会があれば、リニューアルしてお届けしたいと思います。


ニューヨークのひとつの楽しみであったコトがアナハイムに変わったこととは特に関連はありません。

でも、アナハイムへ行くことにはなると思いますけどね。

第31回「ニューヨーク市民の消費欲」
 ニューヨークは先週のサンクスギビングデー(感謝祭)からホリデーシーズンに突入しました。

世界的に有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式は12月2日ですが、目抜通りの五番街などのお店は飾り付けをしてとても綺麗です。

 気になるニューヨーク市民の消費欲ですが、ある大学の調査によると昨年と変わらないそうです。調査結果によると消費者の65%が、ホリデーギフト購入に600ドル未満の出費を計画しているそうです。
 また消費者の10%以下が、昨年を上回る金額をギフト購入に当てたいとし、より多くの人へ贈るか、あるいは一人当たりの単価を上げるつもりだそうです。

 一方、昨年より出費を抑える予定の消費者は48%と、同額の出費を考えている45%を多少上回った。消費者の約30%は、300ドル未満の出費を予定しており、昨年の28%を上回った。

 ちなみに300ドル未満という金額は、年収5万ドル以下の人、ニューヨーク市民、若者というカテゴリーで、最も一般的な予算額だそうです。

 最近、マンハッタンのチェルシー地区に北欧風のお洒落なマクドナルドが、オープンしました。

金融街にもグランドピアノが置いてある(生演奏もあり)マクドナルドがありますが。このチェルシー地区の新店舗はメニューは同じですが、染みだらけのテーブルの代わりに、北欧調のシンプルでモダンなカウンター席や椅子が、並んでおり店内は明るい蛍光灯ではなく、暖かみのある白熱灯の光が照らし、フラットスクリーンのテレビを備え、Wi-Fiも無料で利用できるそうです。
 
今後、各地区に応じた個性的な店舗が、増えてくるかもしれませんね。



第30回「ワールドシリーズ」
 ニューヨークヤンキースが、6年ぶり40回目のリーグ優勝(アメリカン)を飾り、先月の28日からナショナルリーグの覇者のフィラデルフィアフィリーズ(前年ワールドチャンピオン:監督はヤクルト、近鉄で活躍したマニエル)とワールドシリーズを戦っています。

 ちなみにニューヨークとフィラデルフィアの距離は約160KMでTurnpike(有料高速道路)で約2時間ととても近い距離にあります。

 ニューヨークに本拠を置くヤンキースとメッツの試合をサブウェイシリーズ有料高速道路で2都市間を行き来できることから今年のワールドシリーズはTurnpike Series(有料高速道路)とこちらでは呼ばれています。

 ニューヨーク市民はフィリーズではなく前監督のトーレ監督率いるロサンゼルスドジャースとのワールドシリーズを熱望していましたので残念でした。またTV局、スポンサーなども収益率の高いヤンキース対ドジャースを望んでました。(ただ視聴率に関しては昨年より高いみたいですが)

 とにかく当たり前ですが、MLBのプレイオフも巨大ビジネスなのですべてTV局の意向によって試合時間も決まってきます。

今年は同じ東海岸同士のチームということもあり試合開始時間は東海岸時間の8:00PMからとなってます。(東海岸でもっとも視聴率が取れる時間帯に試合をする。なのでLAなどの西海岸時間は5:00PMからとなります)

 当たり前ですが、チケットはすべて売り切れで2次販売価格で恐ろしいほどチケット価格が高騰してます。
 11月1日からフィラデルフィアでの3連戦は最低価格で$275(約\25000)、もし第6戦、7戦があればまたヤンキースタジアムに戻りますが、チケットは最低価格で$450(約\41400)からとなってます。

 気になる松井選手ですが、第2戦の決勝ホームランで相変わらず勝負強いところを見せてくれましたが、こちらの報道ではワールドシリーズで活躍したとしてもヤンキースとの再契約は厳しいと書かれています。

 できればDH制のないフィラデルフィアでの3連戦で是非守備についてまだまだできるところをブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)に認めさせてほしいところです。